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スタッドレスタイヤの購入方法から長持ちの秘訣まで徹底解説

正しい選び方から購入場所、さらには交換時期や長持ちのポイントまで、スタッドレスタイヤについて詳しく説明します。

スタッドレスタイヤの購入方法から長持ちの秘訣まで徹底解説

雪道や凍結した道路の走行時に使用するスタッドレスタイヤ(冬タイヤ)は、サマータイヤ(夏タイヤ・ノーマルタイヤ)と比較して寿命が短いといわれています。
「交換のタイミングはどうやって分かるの?」「長持ちさせる方法はないの?」など、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、スタッドレスタイヤの寿命の見分け方や長持ちさせるためのポイント、さらに購入場所や装着する時期などについても解説します。

スタッドレスタイヤはどれくらいもつ?寿命はどう判断したらいいの?

まずは、スタッドレスタイヤの寿命について理解するため、スタッドレスタイヤの性能や適切な使用期間について説明します。

■スタッドレスタイヤの性能

スタッドレスタイヤはサマータイヤよりもゴムが柔らかいため、凍った路面の凹凸により密着でき、太くて深い溝には雪をしっかり掴む働きがあります。
また、スタッドレスタイヤにはサイプと呼ばれるギザギザの切り込みがたくさんあり、これらが雪や氷を引っ掻くことで、グリップ力を増しています。

■スタッドレスタイヤの寿命の見分け方

スタッドレスタイヤの限界を示すサインは、以下の2つがあります。
・残り溝1.6mmを知らせる「スリップサイン」
・50%摩耗の目安を知らせる「プラットホーム」

スリップサインとは、タイヤの種類に関わらず、タイヤとしての使用限界を示すサインです。
タイヤが擦り減り、残りミゾが1.6mmになるとタイヤ表面に露出します。
多少ずれる場合もありますが、スリップサインは、タイヤの側面にある三角マークの延長線上で確認が可能です。

スリップサインが1ヵ所でも出たタイヤは、道路交通法で装着・使用が禁止されています。
ただし、スリップサインはあくまでも法定限度であり、安全上の観点から残り溝4mm以下での交換をおすすめします。

残り溝1.6mmを知らせる「スリップサイン」

スタッドレスタイヤには、スリップサインのほかにプラットホームと呼ばれる交換目安になるサインがあります。
プラットホームは冬用タイヤとしての使用限度を示すサインで、新品タイヤが50%摩耗したことを示す段差で、プラットホームが露出した場合、冬用タイヤとして使用することができなくなります。
プラットホームが露出した状態で冬道を走行した場合、氷上でのブレーキ性能悪化や雪路・シャーベット路での走行でスリップの可能性が高まります。
スタッドレスタイヤのプラットホームはタイヤサイド部の周上4ヵ所にある「↑」マークの延長線上にあります。

50%摩耗の目安を知らせる「プラットホーム」

スリップサインとプラットホーム以外にも、スタッドレスタイヤの性能低下を示すサインがあります。主に以下の3つも確認しておきましょう。
・ゴムの劣化
・ひび割れ
・偏摩耗

■スタッドレスタイヤの適切な使用期間

ゴムの特性が経時劣化するのに伴い、タイヤの特性も変化します。
製造から5年を過ぎたタイヤについては、タイヤ販売店などで点検を受けることをおすすめしていますが、スタッドレスタイヤの寿命はそれよりも短くなります。
また、使用期間が長くなるにつれて徐々にゴムが硬くなり、たとえ溝の深さが50%以上残っていたとしても十分な性能は得られなくなります。

スタッドレスタイヤの適切な使用期間

スタッドレスタイヤを長持ちさせるためのポイント

ここからは、スタッドレスタイヤを長持ちさせるために重要となる保管方法とタイヤ点検について説明します。

■正しい保管方法

雪道や凍結路で安全に走るために開発された冬用タイヤで、低温時でも柔らかさを保ちやすいゴム素材が採用され、より路面に密着することで滑りにくくしています。

【ポイント①】タイヤの保管場所
タイヤのゴムは、紫外線やオゾン、油類によって劣化してしまうため、これらを避けて保管することが大切です。
具体的には、以下の5つを避けて保管することを心がけてください。
・直射日光
・雨や水
・油類
・ストーブなどの熱源
・電気火花の出る装置

【ポイント②】タイヤの空気圧
スタッドレスタイヤの空気圧は、保管中にも自然に減少していきます。
空気圧が不足しているタイヤを使用すると、走行中にタイヤが変形し、摩耗しやすくなるのでタイヤ寿命が縮んでしまいます。
クルマの運転席側のドア付近に記されている適正空気圧を確認し、適正な空気圧を維持するようにしましょう。

【ポイント③】タイヤの置き方
タイヤを保管する際の向きは、ホイールを付けたまま保管する場合と、ホイールなしで保管する場合で、それぞれ異なります。
ホイールを付けたまま保管する場合は、タイヤを寝かせるようにして保管しましょう。
縦置きだと、ホイールの重さでタイヤの接地面が変形する可能性があるためです。
また特定のタイヤに負荷がかからないよう、定期的にタイヤの上下を入れ替えてください。
ホイールなしで保管する場合は、縦置きで保管します。
横向きだとタイヤの側面に負荷がかかり、損傷や変形につながるためです。
縦置きの場合も、特定の接地面に負荷がかからないよう定期的にタイヤを回転させましょう。

■タイヤ点検の重要性

タイヤは日常的に点検することをおすすめします。
タイヤを適正な状態に保つことで、タイヤの痛みを抑えることができるからです。
日常的なタイヤの点検では、以下の6つのポイントをチェックしましょう。

点検1.空気圧は適正か
点検2.溝は充分に残っているか
点検3.偏摩耗していないか
点検4.傷はないか
点検5.ひび割れしていないか
点検6.サイド部が膨らんでいないか※
※タイヤ側面が局部的に膨らんでいる場合、タイヤ内部のコードが切れている可能性があります。
特にサイドの膨らみは危険な状況なので、直ちにタイヤ専門店などにご連絡ください。

ちなみにブリヂストンにはタイヤを購入した後も、専門知識と技術を持ったスタッフに点検、メンテナンスを任せられるmoboxというサービスがあります。
高品質な接客と作業を提供するmoboxでのスタッドレスタイヤ購入をぜひご検討ください。

スタッドレスタイヤを長持ちさせるためのポイント

スタッドレスタイヤへの交換はどこでできる、履き替えのタイミングは?

冬タイヤを用意すると、サマータイヤからスタッドレスタイヤへの交換、スタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換と年に2回タイヤの履き替えが必要になります。
その際には、使用しているホイールのタイヤを組み替えて装着する場合と、スタッドレスタイヤとホイールをセットで用意しホイールごと交換する方法があります。
交換するたびにホイールに組み込まれたタイヤを外し、これから使うタイヤを組み込む「組み替え」を行うのは時間がかかりますし、タイヤ・ホイールごと取り外し、取り付ける「脱着」よりも工賃が高くなるので、何度も組み替えを行うよりホイールセットを用意したほうがいいと考える方が多いようです。

タイヤの購入・交換の店舗を選ぶときは、以下のポイントを重視しましょう。
・タイヤの種類が豊富か
・タイヤのプロが対応してくれるか
・アフターフォローが充実しているか
スタッドレスタイヤの履き替えに対応するのは、以下のような業者や店舗があります。

業者・店舗 特徴
自動車販売店・ディーラー クルマを販売する店舗。
純正のパーツを取り扱い、タイヤ交換をはじめとした点検を請け負う。
タイヤ専門店 タイヤを専門に取り扱う店舗。
タイヤメーカーの系列店舗と、メーカーを問わず幅広く取り扱う店舗がある。
カー用品店 カー用品を販売する店舗。
メーカー純正以外にも幅広いパーツを取り扱い、タイヤ交換やエンジンオイルの交換などの点検も行う。
ガソリンスタンド ガソリンを販売する店舗。
タイヤ交換や空気圧点検など、日常的な点検を請け負う。
自動車整備工場 クルマの整備を行う工場。
特定のメーカーに限らず、幅広い車種のタイヤ交換などの点検を行う。

■スタッドレスタイヤに履き替えるタイミングは?

サマータイヤからスタッドレスタイヤへの交換時期は、初雪予想の1ヵ月前が一般的な目安です。
また、最低気温が3℃以下になると、雪の降らない地域でも路面温度が氷点下を下回り、凍結することがあるので注意が必要です。
そのため、天気予報で気温の低い日が続きそうなタイミングを確認し、雪が降っていなくても、スタッドレスタイヤへ履き替えることをおすすめします。
一方、スタッドレスタイヤからサマータイヤへの交換時期は、「霜・雪・結氷の終日」が目安となります。

■スタッドレスタイヤを早めに交換したほうがいい理由

さて、冬季期間におけるスタッドレスタイヤの必要性に気づかれ購入を決めたなら、早めの交換をおすすめします。

【理由①】混雑を避けられる
例年、初雪や気温が低くなる天気予報が発表されたとたん、それに合わせて交換したいと考える方が集中し、交換作業が混雑します。
そうすると避けて通れないのが、スタッドレスタイヤの購入や交換作業における長い待ち時間。
希望の日時に予約が取れないこともしばしばで、商品が品薄になり交換できないこともあり得ます。

【理由②】慣らし走行が必要
スタッドレスタイヤには「慣らし走行」が必要です。
スタッドレスタイヤが本来の性能を発揮するためには、降雪や凍結路面が発生する前に、60km/h以下の走行速度で200km以上の慣らし走行が必要となります。
日常的にクルマに乗らない場合には、慣らし走行を終えるためにかなりの時間を必要とします。

こういった事柄を考慮すると、スタッドレスタイヤへの交換は早めに済ませることが大切です。

スタッドレスタイヤを長持ちさせるためのポイント

スタッドレスタイヤを突発的な出費を抑えて購入するならブリヂストンのmoboxがおすすめ

スタッドレスタイヤの必要性について説明しましたが、その賢い買い方としておすすめなのがブリヂストンのmoboxです。

■moboxがおすすめできる理由

・パンク時に安心なタイヤ交換補償が含まれている
・購入後は手厚いタイヤメンテナンスでアフターフォロー
・月々定額制で高品質タイヤを計画的にお安く利用できる
・ニーズに合わせて選べる豊富なブリヂストン製品を用意
・専門知識と取付技術を持つブリヂストン認定店が対応
・タイヤ保管サービス「タイヤクローク」の利用が可能

中でもスタッドレスタイヤ購入を検討なさっている方に注目していていただきたいのが以下の3つです。

【ポイント①】すべてコミコミの月々定額サービス
moboxは、タイヤ本体や取付工賃に加え、パンク時のタイヤ交換補償と各種メンテナンスがコミコミで月々定額制(スタンダードプランの場合)。
スタッドレスタイヤご利用プランでは夏タイヤと冬タイヤの交換としてもご利用いただける脱着も含まれています。
つまり、タイヤにかかる費用はすべてmoboxで完結。
購入時にまとまった金額を用意することなく初期費用を抑えられ、パンクなどといった突発的な出費を気にすることなく、ワンランク上のタイヤを安心してご利用いただけます。

【ポイント②】ワンストップなタイヤ交換方法
さらに、moboxは手軽なタイヤ交換方法であることも大きな魅力です。
タイヤ選びや作業予約はスマホで済ませて、あとは予約日に取り付け店舗へ出向くだけ。待ち時間も少なくて済みますからスタッドレスタイヤもスムーズに取り付けできます。

そして、もうひとつのおすすめポイントが、ブリヂストンのタイヤ専門店から選ばれた接客・作業品質の高い店舗が参加するネットワークであるブリヂストンの認定店(B-select)で取り付けを行い、タイヤの点検やメンテナンスも担当すること。
タイヤ専門店ならではの専門知識と取付技術を持つ店舗で、手厚いサービスを受けることができます。

【ポイント③】履き替えたタイヤを保管できる「タイヤクローク」
また、moboxでタイヤ・ホイールセットのご購入された場合には、ブリヂストンが運営するタイヤ専門店が専用倉庫でお預かりするサービス(有料オプション)「タイヤクローク」をご利用いただけますので、夏→冬、冬→夏とタイヤ・ホイールのセットで履き替えを行う場合にはとても便利です。
タイヤはきちんと保管していないと、さまざまな要因で劣化が進んでしまいますので、「タイヤ長持ち」のためにもメリットがあります。

スタッドレスタイヤへの履き替えが必要となった場合は、ブリヂストンのmoboxで購入を検討してみてはいかがですか。

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