優れた走破性を印象づける車高と大きなタイヤが特徴のSUVは、今や街中でも特別な存在ではありません。
その利便性の高さと際立つ存在感に魅せられる人は多く、大人気の車種となっています。
SUVは、コンパクトなモデルであっても車高を高くとり、車内空間を十分に確保している場合が多いので、家族そろって出かける場合でも快適に移動しやすいのが魅力のひとつ。
ただし、車両重量が重く、車高が高いというSUVならではの特徴に合わせてタイヤを選ばないと、乗り心地が損なわれたり、運転しづらくなることがあります。
このコラムでは、SUVにお乗りの方に快適なカーライフを過ごしていただけるよう、愛車にぴったりのタイヤを選ぶためのポイントについてご説明します。
SUVはSport Utility Vehicle(スポーツ ユーティリティー ビークル)の略で、多目的スポーツ車と言い替えることもあります。
荒れた道に出くわしても走り抜けることができたり、スポーツやレジャーなどアウトドアシーンを満喫するためにたくさんの荷物を積むことができる。
それでいて、日常における使い勝手も悪くないクルマ。
そんな万能性が大きな魅力です。
乗用車としての利便性や快適性を重視したクルマをクロスオーバーSUV、悪路の走破性などオフロード性能に軸足を置いたクルマをクロスカントリーSUVと呼んだりしますが、幅広く支持されているのがクロスオーバーSUV。
毎日を快活に過ごすためのパートナーとして、今の時代にぴったりのクルマと認められているようです。
そしてSUVらしさと言えば、やはり高い車高、そして大径タイヤです。
とくにストリートでの乗り味を優先したクロスオーバーSUVは、低偏平率のタイヤを組み合わせてスポーティな走りを楽しめるクルマが少なくありません。
ミドルクラス以上のSUVでは、19インチ以上の大径偏平タイヤを標準装着していることが増えてきました。
例えば、スタイリッシュな人気SUVの代表格、トヨタ ハリアーの上級グレードは225/55R19サイズのタイヤを装着しています。
さらに日産エクストレイル、マツダCX-5といった日本を代表するSUVも19インチタイヤを設定。
身近なミドルクラスのSUVでも、タイヤの大径低偏平化は当たり前のことになっています。
SUVの高インチタイヤ標準装着例 | ||||
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車種 | 車両型式 | 年式 | タイヤサイズ | おすすめのSUV専用オンロードタイヤ |
19インチ | ||||
トヨタ クラウンクロスオーバー | AZSH35 | 2022〜 | 225/55R19 | ALENZA LX100 |
トヨタ ハリアー | MXUA80、MXUA85 | 2022〜 | 225/55R19 | ALENZA LX100、DUELER H/L 850 |
トヨタ ハリアー ハイブリッド | AXUH80、AXUH85 | 2022〜 | 225/55R19 | ALENZA LX100、DUELER H/L 850 |
トヨタ RAV4 | MXAA54 | 2019〜 | 235/55R19 | ALENZA LX100、ALENZA 001、DUELER H/L 850 |
日産 アリア | SNFE0 | 2022〜 | 235/55R19 | ALENZA LX100、ALENZA 001、DUELER H/L 850 |
日産 エクストレイル | T33、SNT33 | 2022〜 | 235/55R19 | ALENZA LX100、ALENZA 001、DUELER H/L 850 |
マツダ CX-5 | KF2P、KF5P、KFEP | 2017〜 | 225/55R19 | ALENZA LX100、DUELER H/L 850 |
20インチ | ||||
レクサス LX600 | VJA310W | 2022〜 | 265/55R20 | ALENZA LX100 |
レクサス NX 350/350h/450h+ Fスポーツ | TAZA25、AAZH20、AAZH25、AAZH26 | 2021〜 | 235/50R20 | ALENZA LX100 |
トヨタ ランドクルーザー(300系) | FJA300W、VJA300W | 2021〜 | 265/55R20 | ALENZA LX100 |
トヨタ ランドクルーザー(250系) | GDJ250W | 2024〜 | 265/60R20 | ALENZA LX100 |
三菱 アウトランダーPHEV | GN0W | 2021〜 | 255/45R20 | ALENZA LX100、ALENZA 001 |
その一方で、コンパクトなSUVも人気です。
明確な区分けはありませんが、全長が4.5mよりも短く、排気量が2000ccを超えない程度のクラスを「コンパクトSUV」と呼んでおり、ファミリーカーとしても利便性が高いことから、今やコンパクトハッチやセダン、ステーションワゴンに取って代わる存在となっています。
力強い走行や重量感のある車体が特徴のSUVは、普通自動車に比べて車高・重心が高く、重量もあります。
そのため、カーブや高速道路でふらつきやすく、ノイズやタイヤの偏摩耗が発生しやすいという特徴があります。
このようなSUVの特性に合わせて専用に設計されたオンロード向けタイヤは、デメリットをカバーするため耐偏摩耗性能や直進安定性にこだわったものが多く、舗装された道や高速道路といったストリートユースでは静かで快適な走行を楽しめます。
一方、オフロード性能も求められるSUVタイヤは、トラクション性能やハンドリング性能が追求され、ぬかるんだ泥道や砂利道など、悪路でも安定した走行ができるよう設計されているのが特徴です。
SUVタイヤにはいくつか種類があり、それぞれ重視している性能が異なるため、しっかり確認し、目的に合ったものを装着しましょう。
先述の通り、SUV用タイヤにはオンロードタイヤとオフロードタイヤがありますが、その違いと、それぞれの特徴についてご説明しましょう。
SUVタイヤは種類が豊富で、製品によって性能が大きく異なります。
そのため、どんな場所を走ることが多いのか、SUVでの走行シーンをイメージすると、適したタイヤを選びやすくなるでしょう。
例えば、街乗りが多い方はオンロードでの静粛性や乗り心地、アウトドア利用が多い方はオフロードでの走破性や耐久性を重視して選ぶと、満足度の高いドライブを楽しめます。
加えて、SUV特有のふらつきやノイズ、偏摩耗の発生をカバーするには、以下の性能が備わったタイヤを選ぶのがおすすめです。
さて、ここからはストリートでの派走行に的を絞ったSUV専用オンロードタイヤについて、さらに詳しく説明しましょう。ブリヂストンのSUV用オンロードタイヤには、以下のような種類があります。
ALENZA LX100
優れた静粛性や快適性を追求したSUV専用オンロードコンフォートタイヤです。背の高いSUVでもふらつきにくく、低燃費性能、ライフ性能にも配慮しています。
ALENZA 001
ドライ路面でもウェット路面でもハイレベルな運動性能を発揮し、低燃費性能、優れたライフ性能も併せ持った、プレミアムSUVのためのハイパフォーマンスタイヤです。
REGNO GR-XⅢ TYPE RV
新たなプレミアムを実現する「ENLITEN®」技術を搭載したRV(ミニバン、コンパクトSUV)専用タイヤ。「深みを増した空間品質」、「磨き抜かれた走行性能」、「サステナビリティ性能」を高いレベルでバランスさせています。
DUELER H/L 850
優れたコンフォート性能を追求して快適性をさらに高める一方、燃費性能にもこだわり、幅広いお客様の要望に応えるSUV専用タイヤとして開発されています。
Playz PX-RVⅡ
運転時のふらつきを抑制し、運転中にたまるストレスを軽減することで「疲れにくい」を実現。また従来品で好評価を得ていたウェット性能をより一層進化させています。
CHRONICLE RV
走り出しが滑らかで高い低燃費性能も実現したほか、ウェット性能に優れており、総合性能と経済性を高いレベルで両立。ブリヂストンの「mobox」および「タイヤオンラインストア」専売品です。
ここで紹介したブリヂストンのSUV専用オンロードタイヤは、タイヤを購入した後も、専門知識と技術を持った整備士に点検、メンテナンスを任せられる「mobox」というサービスで購入できます。
高品質な接客と作業を提供する「mobox」をぜひご検討ください。
SUV専用オンロードタイヤのなかで、とくにおすすめなのがブリヂストンの「ALENZA LX100」と「ALENZA 001」です。
オンロードでのパフォーマンスや快適性を重視したSUVの性能を引き出すため、専用に開発されたタイヤブランドが「ALENZA」です。
優れた静粛性と心地よい乗り心地を追求した「ALENZA LX100」と、プレミアムSUVの高い運動性能をサポートすることにこだわった「ALENZA 001」をラインナップしています。
オンロードにおけるコンフォート性能を重視した「ALENZA LX100」は、ブリヂストンの最新サイレントテクノロジーを採用し、優れた静粛性と心地よい乗り心地を追求しています。
しっかりタイヤが接地するため背の高いSUVでもふらつきにくく、低燃費性能、ライフ性能にも配慮しており、SUVにお乗りの方におすすめのタイヤです。
SUVのスポーティな運動性能を高次元で引き出すために専用設計された「ALENZA 001」は、タイヤ骨格部分を重構造(ベルト補強材やベルト端補強材などを採用)とすることで、高剛性を保ち、高いドライ性能を実現。
またリブ端部の角の丸めを最適化して中央の接地性を高める「マルチラウンドブロック」を採用することでウェットグリップを向上。
さらに制動時のフラットな接地を実現し、高い制動性能を確保しています。
街中や高速道路などの走行がメインのSUVには、SUV専用オンロードタイヤがぴったりなことをおわかりいただけたと思いますが、ここからは実際にタイヤを購入する際のタイヤの選び方についてご紹介します。
まず、タイヤを選ぶには、ご自身の車のタイヤサイズを把握する必要があります。
タイヤサイズは現在装着中のタイヤを確認する以外に、車種や年式、グレードからも調べることができます。
タイヤサイズや車種以外にも、車両や用途、乗り方、タイヤに求める性能など、自身のカーライフに合わせてタイヤを選ぶことが大切です。
しかし、タイヤは各メーカーが様々な種類を販売しており、自分で選ぶとかなり時間と手間がかかってしまいます。
ブリヂストンの「mobox」は、サマータイヤもしくはスタッドレスタイヤの商品タイプを選択いただいたうえ、「車種から探す」「サイズから探す」の2種類の検索方法でご自身の車に合ったタイヤを見つけることができます。
そのなかからご希望のタイヤを購入するだけなので、タイヤについてあまり詳しくない方でも悩むことが少なくなるでしょう。
また、自分の車に合ったタイヤについて詳しく知りたい方に向けて、「タイヤ選びガイド」もご用意していますので、ぜひご活用ください。
「mobox」はタイヤの購入と同時に取り付け店舗も選んで、作業予約まで行うことができる、文字通りワンストップのタイヤ交換方法です。
タイヤ選びや作業予約はスマホで済ませて、あとは予約日に取り付け店舗へ出向くだけ。待ち時間も少なくて済みます。
それだけでなく「mobox」は、タイヤ本体、交換工賃のほか、パンク時のタイヤ交換補償と各種メンテナンスがコミコミで月々定額制(スタンダードプランの場合)。
まとまった金額の用意と余計な出費の心配がありません。
そしてブリヂストンのタイヤ専門店から選ばれた接客・作業品質の高い店舗が参加するネットワークであるブリヂストンの認定店(B-select)で取り付けを行い、タイヤの点検やメンテナンスも担当します。
また、「mobox」でタイヤを購入いただくと「窒素ガス」を充填し、契約期間に限り、無制限で無料充填します。
窒素ガスは空気に比べて、タイヤの内部から外へ抜けにくい性質があります。
そのためタイヤの中に窒素ガスを入れたほうが空気圧の減少が抑えられ、安定した状態を長く保て、燃費の改善、タイヤの長持ちにつながります。また、ホイールが錆びにくくなるのもメリットです。
さらに契約期間中は安全走行に欠かせないタイヤの点検を無料で実施します。
プロのスタッフが専用の器具で、お客様のクルマのタイヤの状態をしっかり点検し、点検結果はお客様にわかりやすくご報告します。
このように「mobox」はタイヤ購入後も手厚いサポートが受けられるので、タイヤを長持ちさせたい方にとてもおすすめなのです。
タイヤ交換が必要となった場合は、ブリヂストンの「mobox」で新しいタイヤの購入を検討してみてはいかがですか。
プレミアムSUV に求められる高いドライ&ウェット性能を高次元で両立。
ナノプロ・テック? 採用シリカ配合により、シリカ同士の擦れ合いによる発熱を低減し、ライフ性能を落とすことなく低燃費性能を向上。
※1[テスト条件]タイヤサイズ:ALENZA 001 235/60R18 103W、DUELER H/P SPORT 235/60R18 103V/試験荷重:6.87kN/空気圧:210kPa/速度:80km/h/試験法の名称:フォース式/試験場所:当社技術センター室内ドラム試験機
※2[テスト条件]タイヤサイズ:ALENZA 001 235/60R18 103W、DUELER H/P SPORT 235/60R18 103V/空気圧:フロント240kPa・リア240kPa/試験車両:Q5 ABA-8RCNCF 1984cc フルタイム4WD/試験距離:8000km /ローテーション:2000km走行毎に1回実施
ULTIMAT EYE™(アルティメット アイ)※による制動時の接地性最適化で全サイズウェットラベリング「b」以上達成。
※タイヤに求められる性能を最大限に高めるブリヂストン独自の徹底したシミュレート&計測技術。タイヤ開発時にシミュレーションとタイヤの現物の計測を繰り返し?うことで、タイヤ解析のさらなる精度向上を図ります。
※上記テスト条件に関するさらに詳細なデータについてはタイヤ公正取引協議会に届けてあります。
※試験結果はあくまでもテスト値であり運転の仕方によっては異なります。
月額3,608円(税込)〜
進化したサイレントテクノロジーを搭載し静粛性を向上。さらに摩耗時でも高い静粛性を維持するため、新たなトレッドパタン技術を採用。
※1[テスト条件]タイヤサイズ:225/65R17 102H/空気圧:フロント240kPa・リア240kPa /速度:60km/h/試験車両:トヨタハリアー DBA-ZSU60W 2000cc 前輪駆動/試験路面:当社プルービング グラウンドのスムーズなアスファルト舗装路/音圧レベル:新品時(LX100 47.5dBA、H/L850 48.6dBA)/60%摩耗時(LX100 40.8dBA、H/L850 41.2dBA)/計測方法:スムーズなアスファルト舗装路面を走行した時に発生するタイヤ音を測定。 騒音計で評価車両運転手の左耳近傍の音圧を計測。
*音圧差での騒音エネルギー低減率の換算式は、騒音エネルギー低減率(%)=(1⁄ 10⁄音圧差/10 - 1) X 100
SUV専用サイドチューニングを採用することで高次元の剛性を確保しふらつきを抑制。
非対称新パタンを採用し、ブロック剛性を最適化。SUVタイヤに求められるライフ性能にも配慮。
※2[テスト条件]タイヤサイズ:225/65R17 102H/空気圧:フロント240kPa・リア240kPa/試験車両:トヨタハリアー DBA-ZSU60W 2000cc /試験距離:15000km /ローテーション:2500km走行毎に1回実施
※上記テスト条件に関するさらに詳細なデータについてはタイヤ公正取引協議会に届けてあります。
※試験結果はあくまでもテスト値であり運転の仕方によっては異なります。
月額2,684円(税込)〜